前回組み立てたBandmasterふうアンプの音が小さい。26Wクラスのアンプでボリューム半分まで普通に回せる時点でおかしい。それと音もクリーンで歪まない。
調べてみるとMojotoneのチョークコイル(容量100mA)の繋ぎ方に問題があった。図の黄色で塗ったところが、レイアウト図で指定されてるツイード仕様の繋ぎ方。これだと整流された電流全部がチョークコイル通ることになって容量が足りないぽい。
回路図だと茶色で塗った繋ぎ方になってた。これはツイードではなくブラウンフェイス仕様で、容量も少なくて済むらしい。
やっぱりツイードアンプにしたいよね、ということでTriadの200mAのチョークコイルを買って載せ替えた。写真手前の小さいのが交換前のやつ。
Triadのほうがひと回り大きく、シャーシに留める穴が合わなくて、電動ドリルでステンレスシャーシに穴を開けた。初めての経験でとても大変だったのでもうやりたくない。
次にプリ管が12AY7 2本と12AX7 1本の構成だったのを、復刻版に合わせて全部12AX7に揃えた。これも音量と歪みの改善になりそう。
あとUSの掲示板情報によると、復刻版ではノイズ低減のために10kΩのグリッドストッパー抵抗が追加されてるとのこと。
プリ管3段目も画像切れちゃったけど同じ。
でどこに付けてるのかと思いきや、この黒いチューブの中だった。
ショートしないように熱収縮チューブで覆ってる。似たような感じにした。
それと平滑コンデンサの耐圧が475Vで、結構ギリギリな感じだったので、これも復刻版に合わせて500Vに交換した。
あとは復刻版でヒューズが追加されてたり、バイアス調整ポット付いてたりって感じで、部品は一応買ったものの取り付けるスペースがなくて一旦保留。
ここで一度電源入れてスタンバイスイッチをオンにしたところトラブル発生。ブーンという異音が出続けて、ギター鳴らしてみると素人でも分かる良くない歪みで音量も不安定に。そしてパワー管の片方が真っ赤になってて、これはヤバイと思って電源切った。
明らかにパワー管の片側に電流が流れすぎでバイアス電源周り見ていったところ、バイアス電圧用の配線が折れてた。。
チョークコイル載せ替えで、若干強引にアイレットボード引っ張り出したときにポキっと折れたと思われる。危うくアンプ全体ダメにするところだった。再度配線して復旧。パワー管も無事で助かった。
復旧後は明らかに音が大きくなり、家だと試せないレベルに。これは期待できる。
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