funk ojisanのアパートメントアンプは真空管アンプの撒き餌だった。というわけでエリッククラプトンが使ってる真空管アンプ、Tweed Bandmasterが欲しい。でも今は復刻版ですら売ってないので、アンプの自作キットを買うことにした。なお電気の知識なし。HY2Mリックドムの電飾でハンダするたびになぜか絶縁して発狂したレベル。色々調べたのでブログにメモしておく。
キット選び
キットはBandmasterではなく回路名の5E7で売られてる。さすがに5E7のスピーカー3発は家では持て余すのでスピーカーの数減らしたい。調べるとPro-Amp(5E5-A・15インチスピーカー1発)が、回路的には5E7とほぼ同じらしいので、5E5-Aキットでスピーカーを10インチにサイズダウンすればよさそう。(そんなことしなくても5E7で出力トランスとスピーカーの配線変えればスピーカー数は簡単に調整できるけど、当初そんな知識はなかった。)
もはや10インチ版Proがクラプトンの音かどうかはさておき、ツイードトーンは得られるはずなので、気分は3分の1版Bandmaster。
買ったお店
国内では見かけないのでUSから通販で買った。キット売ってるお店が色々あって最終的にWeberかMojotoneで迷って、オレンジドロップがたくさん付いててなんか良さげという理由でMojotone(以降モジョ)にした。
電源問題
日本のコンセントが100Vっていうくらいは知ってる。つまり海外のキット組んでもそのままでは使えない。電圧変えるためにステップアップトランスを挟んで100Vから120Vとかに上げるといいらしい。
調べてる間にモジョから電源トランスの在庫がないから納期半年かかると連絡きた。そんなに待てないので電源トランスを注文から抜いてもらった。代わりに見つけたのがHammondの290D2EX。
これ色んな電圧に対応してる。製品説明は120/210/220/230/240V @ 50/60 Hzとなってるけど、仕様書見るとちゃっかり100Vもある。
電気に詳しい義父に聞いたところ、100Vをプラスに、0Vをマイナスにつなぐだけでいいよとのこと。結果的にステップアップトランス買わずに日本の電源に対応できる。電源トランスは海外のMouser(電子部品の通販大手らしい)で送料無料だったので買った。
道具
これをケチると失敗するのは分かってたので、白光の温度調整付きのハンダごてを買った。一番役に立ったのはこて台だと思う。こて台ないとこてがなんかの拍子に転がって危ないし作業に集中できない。
こて先の形状は基本は4C型使って、細かい部分は2.4D使った。ハンダ初心者に鉛フリーとかハードル高すぎなので無難にケスター44にした。ハンダの熱で電子部品壊さないようにアルミの放熱クリップも役に立った。
あとは抵抗値や通電、電圧チェックするのにテスターも買った。ピンキリでどれ買えばいいか分からなくてサンワの1万円くらいの買った。
全部組み終わって気づいたけど、ワイヤーストリッパーは要らなかった。布被覆のケーブル、ぐいってやれば芯線出てきた。
キット組み立て
電源トランス抜いたら3日でキット届いた。海外からなのに早い。着払いで4千円くらい関税取られた。
抵抗とかはパーツボックスで小分けされてる
あとはレイアウト図の通りに組むだけでしょ、と思ったら初心者には意外にハードルが高かった。まずケーブルの長さが分からない。なんとなくこれくらいかなで切り出してったら最後足りなくなった。
缶のプルタブみたいなやつ、使う場所がぱっと見わからなくてよく見たらこのground tabだったり。
上のgroundスイッチは配線どうするのかと思ったらただの飾りで配線しないとか。
あと緑の配線をねじねじしてるの、手でやってたらあまりに固くて、電動ドリル使ってやったら一瞬で強く捻れすぎてケーブル皮膜が破れたり。
通電前にパーツと配線チェックしてたら電解コンデンサ1個プラスマイナス逆に配線してた。危うく破裂させるところだった。
ひとまず完成
3日くらいかけてノリと勢いでなんとか完成。
電源トランスがデカくて重い。
無事、電源入れても煙出たりしなかった。ちゃんと音が出た。
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